2010年11月23日

東京は基本的に個人主義の都市です

東京へのご旅行においては、あえて注意点はありません。はじめての土地とはいえ同じ日本です。あなたの言葉は間違いなく相手に通じますし、相手の言葉も理解できるはずです。近年、東京は物騒になってきたとはいえ、まだまだ諸外国の大都会と比べればはるかに安全です。

どうぞ安心してください。

ただ、旅行者心理として「それでも何か注意することはありませんか?」と聞きたくなることと思いますので、いくつかお伝えしたいと思います。

まずは、東京の人に道を尋ねた時にまともに道を教えてくれなくても気にしないことです。地方から東京へ出てきた人の中には「東京の人は道を聞いても教えてくれない」と指摘する人がいます。東京の人が皆不親切というわけではありませんが、確かに何も応答せずに過ぎ去っていく人がいるのは事実です。

すべての物事にはそうなった理由がありますが、東京の人が不親切ということにも理由があります。ひとつは、東京では親切心に付け込まれて詐欺やスリの被害に遭うことがあるからです。例えば、通行中にアンケートをお願いしますと声をかけられて、親切心でアンケートに答えたら売り込みトークに移られてなかなか解放してくれなかったということがよくあります。

私が東京に来たばかりの頃は、配っているチラシを受け取ると「ご利益のある宗教のありがたいお言葉の書かれた紙だからお金をください」という詐欺行為が流行っていましたし、バブルの頃には画廊の前で「絵を見ていきませんか」と声をかけられてお店に入ったところ、何百万円もするシルクスクリーンの版画を買わされたという人もいました。また、1990年代の中頃にはタバコの火を貸してくださいと言われて、親切心でタバコの火を点けてあげている隙に財布を掏られるという事件もありました。

このように親切心が仇になることがあることから、東京の人は道を尋ねられると警戒心が湧くのです。ですから、道を尋ねた時に相手に冷たくされても気にしないことです。何人かに声をかければ必ず親切に道を教えてくれる人と出会えますから、根気よく尋ね続けることです。

ここで大きな注意点です。それは、あなたも東京の街で声をかけられても親切に答えない方がいいということです。「急いでますから」と言って立ち去るのがベストです。相手も断られることに慣れていますから逆恨みされることはありません。

街頭で配られているティッシュやチラシの類については、自分の前を歩いているサラリーマンやOL風の人が受け取ったものであれば、あなたも受け取っても害はありません。もし、前を歩いている人が受け取らずに素通りしていくようでしたら、あなたも素通りする方がいいでしょう。

さて、もうひとつ、東京の人が道を教えない理由があります。それは聞かれた場所を知らないからです。私も「〇〇ビルはどこですか?」と尋ねられたことが何度もありますが、東京にはビルは無数にありますし、20階、30階建て以上の高層ビルも数えきれないくらいあります。ビルの名前を聞かれても「知りません」とお答えするしかないのです。

あなたが道を尋ねる場所は銀座や新宿のような繁華街やビジネス街のはずです。ということはあなたが道を尋ねた人は仕事でその場所を利用しているだけで地元の人ではないのです。ある意味、知らないのが当然です。

日本人に比べて欧米から来た外国人の方が道の聞き方が上手いようです。欧米系の人は地図を示しながら道を尋ねるのです。中には住所を書いた紙を携えている人もいます。地図は町名番地まで入った本格的なものでなくても構いません。飲食店のパンフレットに載っているような略図で十分ですので、地図を示しながら尋ねることをお勧めします。

東京は基本的に良くも悪くも個人主義の都市です。別の見方をすれば、道往く人があなたのことを気にすることもありません。ですから、あなたは細かいことは気にせずに自分のペースで行程を進めてください。

よい旅でありますように。


--Vacation TOKYO 行程アドバイス
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posted by takeshi at 11:35| Comment(0) | 東京での観光で注意することは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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